現金以外での支払いに関する新規定

11/06/2024 ニュース Editor

2024年5月15日、政府は現金以外での支払いに関する政令第52/2024/ND-CP号を発行した。注目すべき新しい点は以下の通りである。

+ 電子マネー(e-money)に関する規定の補足:電子マネーとは、顧客が銀行、外国銀行の支店、電子ウォレットサービスを提供する決済代行サービス提供組織に前払いした金額と互恵的に提供される電子手段として保管されたベトナムドンの価値である。

電子マネーを保管する2つの手段は、電子ウォレット及びプリペイドカードである。

電子ウォレットサービスを提供する組織(決済代行会社)は、銀行で開設された電子ウォレットサービスの支払いを保証する全ての口座の合計残高が、顧客に発行された電子ウォレットの合計残高よりも低くならないように維持する必要がある。同時に、前述の組織は、顧客自身の支払い口座及びデビットカードに繋がった電子ウォレットに対してのみサービスの利用を許可する。

+ 振り込み間違いをした場合の支払い口座のブロックに関する規定の補足:決済代行サービス提供組織が顧客の支払い口座に入金した際の誤りやミスを発見した場合、又は顧客の支払口座に入金された後、送金先からの送金要求と一致しない誤りやミスが発生したため、決済代行サービス提供組織からの返金要求を実行する場合、支払い口座における一部又は全ての残高がブロックされる。支払い口座でブロックされた金額は、誤って振り込まれた金額を超えてはならない。

本政令は2024年7月1日より発効され、2012年11月22日付政令第101/2012/ND-CP号、2016年7月1日付政令第80/2016/ND-CP号を代替し、そして2019年2月1日付政令第16/2019/ND-CP号の第3条を廃止する。